ユニカールは、
すべての人が楽しめる
スポーツです。
Universal Curling

ユニカールは氷上の競技カーリングを
室内でも行えるように考案されたスポーツです。
ユニカールとは「ユニバーサルカーリング」のことで、
年齢や障害の有無にかかわらず、
誰もが対等に楽しめるスポーツを目指しています。

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ユニカールとはAbout Unicurl

ユニカールとは

ユニカールは氷上のスポーツカーリングを参考に、室内で手軽にできるように1979年スウェーデンで考案されました。
200年以上の歴史をもつカーリングのルールをシンプルに、チームワーク・技術・作戦の3つの要素が全て要求されるスポーツです。
ユニカールの名称の由来は、その手軽さも含め「誰でもが楽しめる」という「ユニバーサル」に元々のカーリングを加え略して「ユニカール」と名付けられた。
氷の代わりに滑りやすい専用カーペットの上で、天然石の代わりに取手のついた合成樹脂製のストーンを使用してゲームを行う。

ユニカールのルール

基本ルールは氷上のカーリングと同じだが、より単純化されているので覚えやすい。
2チームがそれぞれ3個のストーンを交互に投げ滑らせて、相手チームのストーンをはじき飛ばしたり味方チームのストーンを助けたりして、最終的に相手チームのストーンよりも味方チームのストーンをサークルに近づけることを競う。
(初心者は20~30分間の講習後、ゲームを始めることが出来るほど基本ルールと基本技術は簡単に習得可能)
(ゲームに勝利・醍醐味を味わうためには緻密な作戦とそれを実行するための正確なコントロール及びチームワークが必要です)

ストーンの投げ方

  • 両足を揃えて自然立ち、利き手でストーンのグリップ先端を持って胸のあたりまでストーンを持ち上げ、ストーンの底を上に向けます。
  • この時、利き手で無い手でバランスをとるように軽く手を支えます。次に遠心力を利用するため、大きくゆっくりとバックスイングします。
  • 腕の力を抜きストーンの重さを利用し1歩踏み出し、低い姿勢で足元から滑らせるように投げます。
  • ※上記の投げ方は腕力の弱い人でもプレーが楽しめます。力よりも技術と戦略が物いうスポーツです。

ゲームの進め方

  • 1チーム3人、2チーム6人による対抗戦
  • 先攻、後攻は初回のみジャンケン等で決め、2回目以降は前回得点を取ったチームが先攻。前回が同点の場合は先攻後攻の順序は変更なし。
  • 両チームのプレイヤーは交互にストーンを投げ、相手チームのストーンをはじき飛ばしたり、味方チームのストーンを援護したりして最終的に味方のチームのストーンを相手チームのストーンよりもサークルに近づけることを競います。このような方法で6人全員が投げ終わった後、得点を計算します。これを6回繰り返し各回の得点を合計して勝敗を決めます。
  • 同点の場合はターゲットユニカで決着します。

ターゲットユニカとは

通常のゲームとは違い、同じチームの3人が連続で投球して、その合計点で競う。

  • 先攻後攻をジャンケン等で決める。
  • 先攻チームが3投連続して投げ合計点を確定したら即ストーンを取り除きます。
  • 同じく後攻チームが3投連続して投げ、その得点を計算します。
  • 合計点の多いチームが勝ちと成ります。
  • 得点の計算方法は、センターサークルに触れているストーンに3ポイント、セカンドサークルに触れているストーンに2ポイント、サードサークルに触れているストーンに1ポイント与えられます。

無効となるプレイ

  • ガードラインを完全に超えていないストーンは無効と成ります。但し、他のストーンにあたってカードライン上に止まったストーンは有効です。
  • バックライン、サイドラインから完全に外れたストーンは無効と成ります。
  • 他のストーンに乗り上げてしまったり、横転してしまったストーンは無条件で無効となり直ちに取り除かれます。
  • 有効エリア内にあり且つサークルに触れていない先攻の第一投目ストーンを後攻の第一投目ストーンが当てて有効エリア外にはじき出した場合、後攻の第一投目ストーンが失格となり直ちに取り除かれ、先攻の第一投目ストーンは元の位置にもどされる。

フットフォルトの判定手順

  • ストーンを投げる時に足がスローイングエリアのラインを踏んだり、超えてしまった場合はフットフォルトとして失格に成ります。後方についてはスローイングエリアの延長内で有れば許可される。
  • 明らかなフットフォルトが認められた場合はチームキャプテンがレーン審判に監視要請をします。
  • レーン審判も明らかなフットフォルトを認めた場合、大会審判長に監視要請します。
  • 大会審判長あるいは審判長から判定を委任された者もフットフォルトを認めた場合、その投てきは失格と成ります。

無効と成るストーンと処置

  • 投げたストーンが外周で開店している状態でガードラインを超えた場合、有効エリアにそのストーンが正常な状態で止まっても無効となります。
  • ガードライン完全に超えていないストーンは無効と成ります。但し他のストーンにあたってガードライン上に止まったストーンは有効です。
  • バックライン、サードラインから完全に外れたストーンは無効となります。
  • 他のストーンに乗り上げてしまったり横転してしまったストーンは無条件で無効しなり、直ちに取り除かれます。
  • 有効エリア内にあり且つサークルに触れていない先攻の第1投目ストーンを後攻の第1投目が当てて有効エリア外にはじき出した場合、後攻の第1投目ストーンが失格となり直ちに取り除かれ、先攻の第1投目ストーンは元の位置に戻されます。
  • ストーンが無効になった時は直ちに取り除きます。無効となったストーンによって他のストーンが動かされた場合はアドバンテージルールを適用します。ストーンが動かされた後の状態を相手チームが判断し、そのままの状態で続行するか初めからその回をやり直すか決めることが出来ます。無効となったストーンによって他のストーンが動かされなかった場合はアドバンテージルールは適用されません。

その他ルール

  • 後攻チームのプレイヤーが誤ってその回の第1投目ストーンを投げた場合はそのまま後攻、先攻が入れ替わった状態で最後までケームを進め、その回の得点を決めてください。次の回の先攻、後攻は同点の場合も今回入れ替わった後の順序をもとに決めて下さい。
  • 同じチームのプレイヤーが連続してストーンを投げてしまった場合、2投目のストーンを無効として即座に取り除きます。無効となったストーンによって他のストーンが動かされた場合はアドバンテージルールを適用します。

審判と得点の計算

審判

レーン審判は通常、相互に行うものとし次の役割を果たします。

  • レーン審判は試合の振興および判定を行う。
  • 判定にあたっては両チームの合意を得た上で行う。
  • 大会時において判定が困難な場合には審判長あるいは審判長から判定を委任された者の判定に委ねます。

得点の計算方法

  • 試合の勝敗は6回の合計得点によって決める。
  • センターサークルに一番近いストーンに1ポイントが与えられる。また同チームのストーンがセンターサークルから1番、2番に位置した時は2ポイント、また同じく1番、2番、3番を占めた時は3ポイントが与えられる。
    1回における得点は通常 1-0、2-0、3-0 で終わります。
  • 両チームのセンターサークルに一番近いストーンがセンターサークルから等距離であった場合は引き分けとなり、その回は0-0と成ります。また両チームのいずれのストーンともサークルに触れていない場合も引き分けに成ります。